どうも!白足袋坊主です。
この記事は日本人のちょっと変わった
気合いの入れ方について紹介します!
日本人は他人の気合いを足元に感じる?
日本人の『気合い』の現れって、ちょと不思議な感じがしませんか?
例えばとある朝、普段履いている安全靴ではなく地下足袋を履いての現場入り。
(もちろんゼネコンでの現場ではないですよ!禁止のところが多いですから!)
「おう、今日は気合い入っとるのぅ〜」と、歳の離れた先輩にに声をかけられたり。
飲み会の席、靴を脱いで小上がりに、そして胡座をかく。私の履いていた足袋靴下を見た友人が、
「なんだその靴下、気合い入ってるな!笑」と即座にツッコミ!なんてこともしばしばあります。
↑記事タイトル画像で使用した靴下です。
日本人は足袋に敏感な生き物
日本人は他人が足袋を履いている姿に『気合い』を感じることが多いようです。
確かに足袋を履くと、足の親指と人差し指の間に生地が挟まるので、
歩くと指間に力が加わりツボ押しのような刺激が走りとても気持ちがいいです。
足袋に魅了された日本人
古くは平安時代には存在していたと伝えられている足袋ですが、時代とともに西洋文化が入り、
靴や靴下といった便利な履き物が流通してもなお、現代で愛用され続けられているのはとても感慨深いことだと思います。
まさに足袋に魅了された日本人なのです。
お祭りや神事の足元を飾る足袋
お祭りや神事を行う際にも、足袋は日本人に愛され続けられています。
真冬に行われる荒々しい神事、下帯姿の男衆の足元にはしっかりと足袋が履かれています。
気合いを入れるとともに、足の保護にも一役かいますし、裸足よりも足袋を履いた方が清潔感があります。
お祭りは神様の前で捧げる神事ですので、正装としての白装束、白足袋という意味合いもしっかりと根底にあるのをお忘れなく!
気合いと愛着の関係性
祭りや神事に足袋の汚れはつきものです。せっかく清々しい気持ちで神事を終えても汚れた足袋の洗濯が待っています。
洗濯機にポイっとするだけでは足袋の汚れは落ちません。
少なくとも足袋裏の汚れはしっかりと手洗いをして、洗濯ブラシで汚れをかき出さなければ元の白さには戻りません。
手間はかかりますが、洗濯を繰り返していくうちに愛着が湧くのも事実。
またこの足袋を履いて気合いを入れよう!という気持ちが自然に湧いてきます。
そして何回もそれを繰り返していくうちに自分の足にぴったりと馴染む足袋になっていくのです。
足袋靴下の商品名、気合い入り過ぎ問題
足袋靴下の場合は、パッケージの文句がとても気合いの入ったものが多いです。
現場で肉体労働をされているガテン系職人の皆さんには馴染みがあると思いますが、
足袋靴下の商品名は、素人が目に触れるとビックリするような気合いの入ったネーミングがたくさんあります!
靴下の指先が割れて足袋と同じ形状になっていると
○頑張る男の先割れ靴下
○働く男のタビックス
○兄貴の純綿指付靴下
○御免なすって指付ソックス etc…
ここに並べたのは著作権の関係上、自作のネーミングなのですが、なんとなく分かって頂けたと思います!
日本人と足袋と気合いの関係が、ホームセンターや作業着屋さんの中にまで息づいています!
立ち寄った際には、靴下コーナーを覗いてみて下さいね!
日本人と足袋は切っても切れない関係だった
紹介した通り、日本人が気合いを入れる時は必ずと言っていいほど足袋を履きます。
そして足袋を履いている他人に対しては、
気合いが入っている!という見方をしてしまいます。
この記事を読んで、
足袋を履くことが、日本人にとっての
気合いの現れだということと、
日本人の侍スピリットの根底には、
足袋という履き物の存在があったということを
ひとりでも多くの人に知ってもらえたら嬉しいです。