神送りの儀式と白足袋(2022年NHK大相撲初場所編)

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男性の履く白足袋姿は、普段の私達の生活になかなか馴染みがないのものではないでしょうか?

女性物の場合はインターネットで容易に検索することができますが、男性物はなかなか難しいものです。

もっと気軽に男性の白足袋姿に目を触れることで、男性視点で自分自身の足袋の履きこなしを見つめ直せることができたら

嬉しいと思いませんか?

目次

神送りの儀式は白足袋の宝庫

NHK大相撲の千秋楽に行われる、「神送りの儀式」には男性の履く白足袋のエッセンスが凝縮されています。

そこで今日は、NHK大相撲における「神送りの儀式」について紹介しようと思います。

神送りの儀式とは?

「神送りの儀式」とは、大相撲の場所前に行われる「土俵祭」で迎え入れた相撲の神様を、

元の場所に返す神事のことです。

大相撲場所の最後の最後に行われる神事であるため、NHKの相撲中継では放送時間の関係で放送されず、

両国国技館で観覧していないと見ることのできない貴重な儀式になります。

行司の足袋の裏があらわになる儀式

「神送りの儀式」では、御幣(神が宿っている)を持った行司が、出生力士(出世力士手打式に参加した力士)に

胴上げされることで、相撲の神様を天に返します。

勢いよく胴上げされた行司は、汚れた足袋の裏があらわになってしまうだけでなく、

直垂の裾が肌蹴けて、脛や脛毛までもが見えてしまいます。

神聖な儀式であるため、土俵の土で汚れた足袋の裏や男性特有の脛毛が見えてしまうと

複雑な気分になってしまいますね。

足袋の裏は清潔に

白足袋を履くということは、死装束を纏うこと=神聖なことです。

汚れのないように、常に白さをキープしておきたいですね。

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白足袋の丈にも注意が必要

また、立ち合い中の行司さんの直垂の裾から、ちらっと見える白足袋。

白足袋と裾の間から脛毛が見える行司さんは、まずいないです。

おそらく相撲の行司さんは、四枚こはぜの足袋ではなく、五枚こはぜの足袋を使用して

白足袋で脛が隠れる範囲を広くして、観客に脛毛が見えないように配慮をしていると思われます。

私が以前、新宿四谷の足袋のむさしやさんに足袋を買いに行ったときに、ご主人から聞いた話で

とある相撲の行司さんが白足袋を誂えにきていると教えていただきました。

店の玄関先にはその行司さんの写真が飾ってありました。

中には、六枚こはぜや七枚こはぜの誂え足袋を着用している粋な行司さんもいらっしゃるようで、

おそらくその中のひとりだと思われます。

激しい動きをして直垂の裾がはだけても、脛や脛毛を見せないという

プロ意識を感じました。

神送りの儀式における行司に学ぶ足袋の履きこなし

本日紹介した、大相撲千秋楽に行われる「神送りの儀式」に隠された

男性の履く白足袋のエッセンスを学んでいただけたでしょうか?

○足袋の裏の汚れは清潔にすること

○足袋の丈には気をつけること

それらをしっかりと意識して、よりかっこよく足袋を履きこなしたいですね。

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