どうも!白足袋坊主です!
足袋だって衣替えの季節、晒し裏からネル裏へ履きかえて、
今年の冬も暖かく過ごしましょう!
今回は私の備忘録も兼ねて、古くから東京の老舗足袋屋さんを紹介しようと思います。
老舗の足袋屋さんと一口に言っても、その店ごとに足袋の形やサイズ感はもちろんのこと、
お店の雰囲気や入りやすさ、支持される客層も様々です。
そういったところも参考にして、あなたの足袋ライフに活かして頂ければ嬉しいです。
今回は知る人ぞ知る、種田の足袋をご紹介します!
東京種田の足袋
東京スカイツリーのお膝元、墨田区で有名な種田の足袋。
古くからの伝統を大切にする鳶職や土方、いわゆる町鳶に愛される足袋です。
種田の足袋で有名な、有限会社 磯貝商店さん。とても趣のある店構えで、
この時代に大きな文字で『種田の足袋』なんてぇ粋な看板を掲げられております。
なんともノスタルジックでステキな雰囲気です。
有限会社磯貝商店
現在では、既製品やお誂えの七分ニッカや鳶服、手拭い、手甲、脚絆
といった職人向けの品が販売されています。
古くから付き合いのある方のみ、地下足袋や岡足袋の受注生産も可能のようです。(2000年時点)
とある造園屋さんでは、親方の振る舞いで弟子にはここの地下足袋を支給して履かせるのだそう。
(う、羨ましい!)
残念ながら足袋需要の減少に伴って、座敷足袋の製造はやめてしまったそうです。
お得意さんの誂えはコッソリされているという噂です。(くぅ〜羨ましい!)
しかし!お店の小上がり左側のタンスの中には在庫限りですが、既製品の足袋が残っているのだそう。
どうしても履いてみたいという方はお早めに!
磯貝商店さんは、イカニモ職人さんの御用達の足袋屋と思われがちですが、
気さくな女将さんが対応してくれるので安心して買い物ができますよ。
粋な職人のみぞ知る足袋屋
種田の足袋=磯貝商店 と思われがちなのですが、種田の足袋というのは、
墨田区近辺で製造されている足袋の総称(登録商標)のことなんです!
ということは他にもお店がある、、、?
あるんです、他にも種田の足袋を取り扱う老舗足袋屋さんが!!
青木足袋店とは
鳶頭(かしら)に愛されてやまない、種田の足袋の老舗である『青木足袋店』は、
全国各地から粋な職人さんがわざわざ、股引腹掛け半纏を仕立てに来る隠れた名店です。
種田の足袋といえば『青木足袋店』と答える職人は、職人の中の職人です。
足袋屋に行けないあなたへ
種田の足袋を履いてみたい!纏いたい!
でもお店に行くのはちょっと敷居が高い、、、と悩んでいるあなた!!
磯貝商店さんは、種田の足袋で唯一ネットショップを開設して、、、
いたのですが、諸事情によりECサイトからは撤退した模様です。
店頭の品揃えには敵いませんが、粋な商品が揃っていました。
しかし諦めるのはまだ早い!
電話からのみですが、磯貝商店さんの公式ホームページより、
お店に行かなくとも商品を注文することができるようです。
江戸の足袋屋は数知れず
今回は職人御用達の種田の足袋をご紹介してみました。いかがでしたか?
東京にはまだまだ古くから続いている足袋屋さんが存在します。
次はどの足袋屋にお邪魔しようかな?
それではまた!!